適応障害で休職→会社に退職に追い込まれたアラサー会社員の体験談です。何も知らず休職したことを後悔しています。本記事では、退職せざるを得なかった理由と休職前に知っておきたかったことをご紹介します。「適応障害で休職するか迷っている方」や「適応障害で休職中の方」は必見です。
適応障害で休職中です。最悪、退職もあり得るので不安です、、、
こんにちは、アラサー会社員のじゃねっとです。適応障害で休職→会社に退職に追い込まれた私の体験談をご紹介します。
目次
パワハラ上司が原因で、適応障害になり休職しました。パワハラ上司が辞めることになり、復職を願い出ました。
退職するしかなかった理由
結論から言うと、会社から全く経験のない部署に異動を促されたため退職に至りました。
え、人事で社員に寄り添ってくれるんじゃないんですか??
そういった会社が多いといいんですが、私は退職に追い込まれてしまいました(汗)
※脅そうとしているのではなく、こういう場合もあるという一例としてお読みいただければと思います。
ここからは「なぜ退職することになったのか」詳しくご紹介します。
退職に至った経緯
もともとパワハラ上司が原因で、適応障害になり休職していました。パワハラ上司がいる限り復職は難しいので、休職中に転職活動をしており、内定をもらっていました。
休職中にパワハラ上司が退職することに
そんな中、休職3ヶ月にして、風のうわさでパワハラ上司が辞めることを聞きました。「やったー!復職できる」と舞い上がって、会社に電話しました。復職を伝えた人事の反応は、「はー。」の一言。
復職を伝えた後、人事から示された復帰先
その後、会社から「復帰先は未定で、元の部署とは限らない」と連絡が来ました。
えぇー不安にさせることを言ってくるんですね、、
復帰先の交渉
私の希望は、元いた部署に復帰することでした。(しかもその部署は採用募集中でした。)
なので、会社からの「復帰先は未定、元の部署とは限らない」という回答に納得がいかず、元の部署に戻してもらえるよう交渉することにしました。
復職に際し、医師から言われたことは以下の2点。
- 負担のない仕事に復帰すること
- パワハラ上司が辞めてから復職すること
これら2点をもとに、「他部署では負担がかかるので、元いた部署に復帰したい」と会社に再度伝えました。
復帰先の交渉後、人事からの回答
しかし、会社からの回答は全く経験のない部署への異動でした。全くこちらに寄り添ってくれないどころか、私の復職を拒んでいるともとれる対応でした。
さいあくですね。
労働基準監督署への相談
納得がいかず、労働基準監督署に電話で相談しました。
- 私:「未経験の部署に異動させるのは、人事権の濫用ではないか」
→「そこは現時点では何も言えないが、人事異動に関しては会社が強い権限を持っている」 - 私:「ではどうすればいいか」
→「再度、お医者さんの意見をもとに会社に交渉してみてはどうか。新しい部署のどういったところが負担となり得るのかをお伝えするといい。」「会社が交渉に応じてくれないときは労働基準監督署から会社に電話をすることも可能です。」
やむを得ず退職へ
労働基準監督署の方のアドバイス通り、会社に再度、交渉してみることもできました。しかし、これまでの会社の対応では決していい方向に進まないという気がしました。なので、この時点で復職は諦め、退職するに至りました。
こんなことになるとは知らず、休職したことを少し後悔しています、、、最後に、自分が休職前に知っておきたかったことを載せておきます。
休職前に知っておきたかったこと
会社や医師は教えてくれませんでしたが、休職前に知っておきたかったことを4つご紹介します。
脅そうとしているのではなく、皆さんのご参考になればと思い書かせていただきます。
休職制度がない企業もあります。就業規則に休職規定があるか確認してみてください。
休職は退職に繋がってしまうこともある
まず、休職が退職に繋がってしまう場合がある、ということを感じました。「適応障害の診断書を貰って休職して復職しよう」と思っていた自分の考えが甘かったのかもしれません。
いま本当に辛くて会社に行くのも辛いという方は、休職されることをお勧めします。
休職制度は社員に元気になって復帰してもらうための猶予期間であるはずです。(私も純粋にそう思っていました)
ですが、動画やネットを検索していると下記のようなこと言われていました。
- 会社にとっては退職に持っていく手段という側面もあるとも言える
- 会社は精神疾患など病気になった方をいきなり解雇できない。そのため休職制度を設け、休職期間満了になった場合には自然解雇できる ※一部例外あり
たしかに・・・怖いですね
休職者に寄り添って、一緒に復職を考えてくれる企業もたくさんあると思います。というか、全ての企業にそうあって欲しいと思います。
休職せず転職活動をする
2点目は休職→望まない退職というリスクを下げるには、休職せず転職活動するのが無難だったかなと思います。今考えれば、出社できていた段階で転職活動をすればよかったように思います。
なぜなら、
- 休職中に(しかも適応障害で)転職活動をするのは、ハンデでしかなかったから。
- 会社がパワハラを認めず、自分が休職することになってしまったから。
きついですね。。。
パワハラ上司が処分されるように訴え続ける私 ↔︎ パワハラを認めない会社
このような状態が1年以上続き、私が体調を崩し休職しました。
会社が動いてくれないことが分かった時点で、転職しておけば良かった気がします。当時の私は、パワハラ上司が処分されず、自分が転職することに納得できなかったんです(汗)
会社に行くのも辛いという方は、お休みされることを優先してくださいね。
復職先は自分の思い通りにいかないこともある
3点目は復職先は自分の望み通りにいくわけではないということです。パワハラ上司が原因の適応障害だから、医師の言うことを伝えたら柔軟に対応してくれると思っていました。
しかし、全く関係のない他部署への異動を促されました。。
労働基準監督署の方によれば、「休職者が人事権の濫用」と主張しても、会社からはうまく言い返されると仰っていました。
具体的には「パワハラ上司が退職したとしても元の職場に戻れば、パワハラを思い出して適応障害を再発する可能性がある。なので、異動を促した」と会社が言ってくる可能性が高いとのことでした。
なので、不当な人事異動だと感じた場合は、その理由を聞いてみること、異動先で働くのが負担に感じる理由を伝えるといいと仰っていました。人事異動に関しては会社が強い権限を持っているとも仰っていました。
もちろん、休職者に寄り添って一緒に復職を考えてくれる企業もたくさんあると思います。
休職中に転職活動をする
4点目は、医師から転職活動OKが出たら早めに転職活動することです。当時の私は、「1年ぐらい休職期間もあるし、ゆっくり転職活動すればいっか〜」ぐらいにしか考えていませんでした。※休職制度の有無、休職期間は企業によって異なります。
ですが、休職中の転職はハンデでしたし、内定がもらえるまで不安でした。体調が回復したら早めに行動することが大切だと感じました。
内定をもらった状態で会社に復職の旨を伝え、会社の出方を見ました。結果、変な部署に左遷されそうでしたが、他の企業に内定をもらっていたおかげで、きっぱり退職することができました。
休職中に転職活動をしておいて本当に良かったです。あやうく無職になるところでした。
まとめ
というわけで、「【体験談ブログ】適応障害→休職→退職に追い込まれた話|アラサーOL」でした。
適応障害からの退職は本当に悔しかったです。少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。